インターネットに接続するときに欠かせないのが「IPアドレス」です。特に、現在よく耳にする「IPv4」と「IPv6」は、インターネットの基盤となる重要な技術です。この記事では、「IPv4」と「IPv6」の違いや見分け方、確認方法、繋がらないときの対処法まで、初心者にもわかりやすく解説します。
目次
IPv4・IPv6とは?初心者でもわかりやすいように基礎から
IPv4とは?
IPv4についてこちらでさらに詳しく解説しています。ぜひ見てください

「IPv4(アイピーブイフォー)」とは、現在広く使われているIPアドレスのバージョンです。IPアドレスは、インターネットに接続するすべての機器に割り振られる“住所”のようなもの。
IPv4は32ビットで構成されており、約43億個のアドレスを作成できます。たとえば「192.168.1.1」のような形式がIPv4です。
しかし、スマートフォンやIoT機器の普及により、IPv4アドレスが枯渇してきたため、次世代の「IPv6」の導入が進んでいます。
IPv6とは?
「IPv6(アイピーブイシックス)」とは、IPv4に代わる次世代のインターネットプロトコルです。128ビットで構成されており、膨大な数(340澗個以上)のIPアドレスを利用できます。
IPv6は、たとえば「2001:0db8:85a3:0000:0000:8a2e:0370:7334」のような表記になります。
図にてIPv4とIPv6の違いを解説
IPv4とIPv6の確認方法・見分け方
自分のIPアドレスはどっち?IPv4 IPv6確認方法
以下の方法で、あなたが現在どちらのIPを使っているか確認できます。
1. オンラインツールで確認(おすすめ)
Googleなどで「IPv4 IPv6確認」と検索すると、IP確認サイトが表示されます。たとえば「https://www.cman.jp/network/support/go_access.cgi」などで確認できます。
2. パソコンの設定から確認
- Windowsの場合
コマンドプロンプトで ipconfig を実行
→ 「IPv4アドレス」「IPv6アドレス」と表示される - Macの場合
「システム環境設定」→「ネットワーク」→使用中のネットワークを選択
→ IPアドレス欄を確認
IPv4 IPv6見分け方のポイント
- 数字の区切り方
→ IPv4は「.(ドット)」で区切る(例:192.168.1.1)
→ IPv6は「:(コロン)」で区切る(例:2001:db8::1)
IPv4またはIPv6に繋がらない場合の対処法
IPv4繋がらないときの対処法
- ルーターを再起動
- IPアドレスの再取得
– Windowsなら ipconfig /release → ipconfig /renew - DNS設定の確認
– Google DNS(8.8.8.8など)に変更してみる
IPv6繋がらないときの対処法
- IPv6が有効になっているか確認
– ネットワークアダプタ設定をチェック - プロバイダがIPv6に対応しているか確認
– 一部のプロバイダではIPv6の利用に申し込みが必要 - デバイス側の対応状況を確認
– 古い機器ではIPv6非対応の場合あり
IPv4からIPv6へ移行する理由
今後のインターネット利用を考えると、IPv6の普及は避けられません。理由は以下の通りです。
- IPアドレスの枯渇対策
- 高速・安定した通信(混雑しにくい)
- セキュリティ機能の標準搭載
- スマート家電やIoT機器への対応
まとめ:IPv6インターネット時代への準備を!
IPv4とIPv6には明確な違いがあり、今後はIPv6インターネットへの移行がますます進んでいきます。自分のIPアドレスの確認方法や、繋がらないときの対処法を知っておくことで、より快適なインターネット環境を整えることができます。
最後にもう一度、重要なポイントをまとめます:
- IPv6とは、次世代のIPアドレス規格
- IPv4とIPv6は形式も機能も異なる
- 確認方法や見分け方を知っておこう
- 繋がらないときは基本の対処法で解決可能
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