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CASBとは?を学ぶ前に
企業のクラウドサービス利用が進む中で、CASB(Cloud Access Security Broker)の重要性が急速に高まっています。CASBとはセキュリティ強化のために導入されるクラウドアクセスセキュリティソリューションで、業務効率とセキュリティを両立するための鍵となります。
本記事では、CASBの基本からおすすめツール、導入費用、主要ベンダー比較、最新のガートナートレンドまでを網羅し、prisma access casbやnetskope ライセンスなどの具体的な製品情報も紹介します。
CASBとは?セキュリティの視点から解説
CASB(クラウドアクセスセキュリティブローカー)とは、企業とクラウドサービスの間に介在し、セキュリティを強化する仲介役です。クラウドセキュリティ CASBの導入により、シャドーITの可視化、データ保護、アクセス制御、脅威検知などが実現できます。
たとえば、従業員がBoxなどのクラウドストレージを利用する際、Box CASBが情報漏洩を防ぎながら利便性を確保します。
CASB導入で解決できる課題
課題 | CASBによる解決方法 |
社外からの不正アクセス | アクセス制限(IP制限・デバイスポリシー) |
機密情報の漏えい | データ暗号化・DLP(情報漏えい対策) |
シャドーIT(未許可アプリ利用) | クラウド利用の可視化とブロック |
法令・コンプライアンス対応 | ログの長期保存と証跡管理 |
CASBの選定ポイントと費用
CASB 費用は規模や導入形態(インライン型/API型)、対象クラウドサービス数によって大きく異なります。平均的には、1ユーザーあたり月額数百円~数千円が相場です。
インライン CASBとAPI型の違い
- インライン CASB:リアルタイム制御が可能。ネットワークに介在。
- API型 CASB:導入が簡易。既存クラウドに後付け可能。
まとめ:CASBは全クラウドユーザーの必須セキュリティ
CASBを導入することで、次のような効果が期待できます:
- クラウド利用状況の見える化
- シャドーITの抑止
- データ漏洩リスクの低減
- 法令・ガイドライン遵守
トレンドマイクロ CASBやマイクロソフト CASBなど、国内でも選択肢が広がっています。マカフィー CASB(現Skyhigh)やマクニカ CASBなど、サポート体制も充実しており、富士通 CASBやKDDI CASBといった国内大手も注力中です。
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