目次
はじめに
「IPv6とは?」「IPv6の確認方法」など、最近よく目にするこの用語。特にhome5G IPv6やhe IPv6といった関連キーワードで検索されることも増えてきました。本記事では、IPv6の基礎から最新事例、代表的なIPv6アドレス(例:2606:4700:4700:1001 など)まで、初心者にもわかりやすく解説します。
1. IPv6とは?初心者向けにわかりやすく解説
IPv6(アイピー・ブイ・シックス)とは、インターネットで使用される新しいバージョンのIPアドレスの規格です。従来のIPv4(例:8.8.8.8)では約43億個しかアドレスがありませんが、IPv6では340澗(がん)個以上のアドレスが使用可能です。
2.IPv4との違い
IPv4とIPv6の違いは、IPアドレスの数です。IPv4は約43億個のアドレスしかなく枯渇が問題になっていますが、IPv6は128ビットを使い、ほぼ無限のアドレスを提供できます。これにより、IoTなど多くの機器がインターネットにつながる時代にも対応可能です。
以下の記事にてIPv4とIPv6の違いを詳しく解説しています。

そもそもIPv4ってなんだろう?って方にはこちらの記事を読むことをおすすめしています。こちらも併せてご覧ください。

3.IPv6アドレスの例と意味
よく使われるIPv6アドレス例:
- 2001::/32:Global Unicast Address(一般公開用)
- 2002::/16:6to4トンネル用アドレス
- 2600::/12:アメリカのISPによく見られるアドレス(例:2600:1f14:aaaa::1)
- 2606:4700:4700:1001 / 1111:CloudflareのDNSアドレス
- ::1/128:IPv6のループバックアドレス(IPv4でいう127.0.0.1)
4. IPv6の確認方法
自分の環境でIPv6が使われているかを確認する方法はいくつかあります。
•ブラウザで確認(例:IPv6テストサイト)
「browser IPv6」と検索すると、接続確認サイトが多数出てきます。
•コマンドで確認(Windows)の場合は以下を入力してください
ipconfig /all
ifconfig
5.IPv6に対応しているISPやデバイス例
IPv6対応ISP
- BB東日本(BB east IPv6)
- Biglobe(biglobe NAT64)
- au、SoftBank、docomo(home5G IPv6)
- T-Mobile(t mobile IPv6)
- IONOS(ionos IPv6)
IPv6対応機器
- Archer AX10 IPv6 / C50 IPv6
- ASUS AC68U IPv6
- AVM IPv6対応ルーター
- Apple IPv6対応機器(macOS/iOS)
6. IPv6に関連する技術・事例
IPv6ではQoS(通信品質の最適化)やNAT不要のため、VoIPとの相性が良いとされています。
Apache・Bind9などサーバーでのIPv6設定
- apache2 IPv6:Listen [::]:80 でIPv6ポートを開放
- bind9 IPv6:DNSサーバーでAAAAレコードを設定
VPNとの連携
- AnyConnect IPv6
- Zscaler IPv6対応セキュリティゲートウェイ
7.IPv6 VPSやクラウドサービス
VPS IPv6 Only対応サービス
最近ではIPv6オンリーのVPSも増加中。軽量で高速な通信が期待できます。
CloudflareやAkamaiのIPv6対応
- Cloudflare(2606:4700:4700:1111)
- Akamai IPv6 CDN:グローバルに最適化された通信が可能
8.よくある誤解と疑問
- 「0.0 0.0 IPv6」は無効アドレスのこと
- 「1 128 IPv6」はループバック(::1/128)の表記を示す場合あり
- 「8.8 8.8 IPv6」は正しくは 2001:4860:4860::8888(GoogleのIPv6 DNS)
9.まとめ
IPv6はこれからのネットワークに欠かせない存在です。自宅のルーターやISPが対応しているかを確認し、「IPv6とは何か」を正しく理解しておきましょう。
関連キーワードでさらに学ぶ
- IPv6 わかりやすい例
- IPv6 ISP対応表
- IPv6 ping応答テスト(ping IPv6)
- IPv6対応のApache設定方法
- IPv6アドレスの正しい読み方
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